アラフィフいろいろありすぎ

精神の病を抱えて人生の道を彷徨うアラフィフ。中年アラフィフが何をどこまでできるのか

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できた事を考える

出来たことを考える

この考え方が、実は大事です

僕がかつて一度自分の人生を終わらせようと思ったとき、どんなことを考えていたか、というのは、実はまったく覚えていません

恐らく、もう衝動的に「あ、もう何もかもいいや」と思ってしまった、というのが正しいかな、と思います

その前後というのは、ブラックすぎる職場でメンタルをやられ、体調も崩し、休職せざるを得ない状況でした

それで何もかも嫌になり、どうせ生きていても、というような、そういう流れからの衝動的な行動だったと思います

今になり、その前後、自分の思考状態がどうだったのか、というのを考えてみると、常に考えていたことは

「以前できていたことができなくなった」

「一日何もできなかった」

「自分は役に立たない人間だ」

そんなようなことばかりでした

今、もし上記のような事を考えている人がいるなら、僕はどうしてもまずこれを伝えたい

「できなかった事は考えなくていい、できた事を考えるようにしてください」

これは実は、すごく大事なことだと思っています

鬱と不安障害になって感じたことは、本当に本当に「以前できていたことが、なぜかできなくなっていく」という事でした

とにかく、思考がおかしい、体調がおかしい

朝は起きられなくなる、夜眠れなくなる、夜中に何度も目を覚ます

食欲がなくなる、ため息ばかりで何をやっても楽しくない

この一部、今自分に少しずつ起きています

だから、今、これを書いています

鬱や不安障害、適応障害など、メンタルの病気で苦しんでいる人に、言いたい

「今日一日、できた事だけ考えるようにしてください」

こういう病気になると、できないことが増えます

確実に増えます

そして、それで更に心を病んでいきます

でも「できなくなる」ということは、この病気では当たり前に起きることなのです

できなくて、当たり前、って思ってください

できなくて「自分はどうなってるんだ、こんなこともできないなんて」という風に考えていくと、どんどん深みにはまっていきます。それだけは避けてください

できなくて当たり前なんです

むしろできなくていい。何もしなくていい

ただ、できた事を考えるのです

ほんの些細なことでもいいです

「ベランダの鉢植えに水をちゃんとあげられた」

「いつもは昼くらいまで起き上がれないのに、11時前に起き上がれた」

「外に出る気も起きなかったけれど、近所のコンビニまで買い物に行けた」

「一日食事をする気にもなれなかったけど、食パン一枚だけでも食べられた」

「本を少しだけど読めた」

などなど

本当に些細なことでいいんです

「◎◎ができなかった」

ではなくて

「◎◎が昨日できなかったけど今日はできた」

という風に、考え方を変えていくよう、試してみてください

そして、次の日それができなくても、別に気にすることはないのです

またできる日が来るので、その時に「あ、またできた」と思ってください

そういうことを積み重ねていくうちに、きっとまた少しずつだけど、できることが増えていきます

その小さな積み重ねが、いつか自分の強みになる、と考えてください

今は失業中の身だけど、僕は休職していたときは、もう駄目だと思いました。人生終わったな、というか、もう終わらせたい、楽になりたい、そんなことばかり考えていました。そんな僕でも、この「できた事を考える」積み重ねで、少しはましな状態になれました

だから、諦めないで、と言いたい

出来なくて当たり前だから、どうか気にしないで

そして、できた事を、できた自分を褒めてあげてください

少しでもメンタルの病気で苦しむ人に、この事が伝わってくれることを祈ります