劣化がひどく、結構前からグッタペルカが割れて剥がれ落ちてきていて、これはもう貼りなおすしかないな、と思っていたのだけど、業者に頼むとびっくりするくらいの値段を取られる。まあそれは年代と技術に見合った額ではあるのだけど、現在貧困の真っただ中にある自分としては、そこまで出せない
そこで、自分で貼りかえる事にしたのだけど、これがかなり大変な作業だった
まず、はがすのが一苦労。これが劣化が進んでいる部分は簡単にマイナスドライバーなどでパリッとはがれるのだけど、そこまで進んでいない部分は簡単にはいかない
カッターの刃先を使ったりマイナスドライバーを使ったり、とにかく少しやっては手が痛くなって休み、また作業して、の繰り返しで、はがすまでにおよそ2時間ちょっとかかった
それから無水エタノールで残っているのりをきれいにこすって落とし、全体がきれいになるまで3時間近く
それから、買ってあった貼り換え用の革を、慎重に貼っていく作業。かなり手間取ったけれど、何とか貼れて、無事作業完了となった
ここしばらく、ライカを連れて写真を撮りに行きたかったけれど、グッタペルカのはがれがひどくて持っていけなかったので、これでやっと持ち歩ける
ちなみにMRメーターもちゃんと動作しているので、露出をスマホではかったり勘で撮影したりしなくて済むので、本当に使いやすい
何台もカメラはあるけれど、ライカM4ほど使いやすいカメラはない。使うまではライカというとお金持ちの持つもの、ステイタス、みたいなイメージがあったけれど、使うとわかる。これは本当に使いやすいカメラで、思った通りに撮らせてくれる素敵なツールだな、と
ちなみにMRメーターとボディの間に黄色いビニールテープが貼ってあるのだけど、これはMRメーターの取り外しを繰り返していると、ボディのシリアルナンバーとLeicaの銘にキズが付くので、それを防止するために貼ってある。これは僕にライカを勧めてくれたカメラの大先輩が教えてくれたトリビア
今日は先日注文したばかりのモノクロフィルム、ILFORFのHP5も今日届いたので、近日中にライカを連れ出して撮ろうと思う
ちなみに今回グッタペルカの貼り換えで注文したお店はこちら
ライカだけじゃなく、いろんなカメラの貼り革がそろっているので、気になる方はぜひのぞいてみてはいかがでしょうか?
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今日のメンタルポイントは90点。上記の作業でえらい疲れたけど、満足感充実感がいっぱいなので、とてもよい感じ。でも油断は禁物。人間万事塞翁が馬、いい時も悪い時もあるので、あまりマイナスにならないよう気を付けよう